この記事を読むとわかること
- 小学生のタイピング初心者がタイピングを習得するためのステップが分かる
- 小学生がChromebookでタイピング練習するときに事前に確認しておくべきことが分かる
- タイピング初心者が始めやすい無料サイトが分かる
- 英語の勉強をしながらタイピング練習できる無料サイトが分かる
小学3年生になると、GIGAスクール構想の一環でタイピングを練習し始めます。
小学1年生や2年生と違い、小学3年生になると理科と社会の科目も増えたり書道やリコーダーまで始まるので、やることが多いですね💦
「なぜ、小学3年生でタイピング練習を開始するのか?」というと、小学3年生から国語でローマ字を勉強し始めるので、キーボードのローマ字入力に対応できるようになるからなんだそうです。
アルファベットの文字も初めて見るものなのに
キーボードの配列も同時に覚えていくなんて絶対に無理~
さて、いざタイピング練習をさせようと思ったときに、どういう視点でタイピング練習のサイトを探せばよいか悩みませんか?
私も元SEでタイピングには自信がありますが、小学生がタイピング練習を始めるための情報をどのように探せばよいか悩みました。
今回いろいろ調べたものをまとめてみたので、皆さんの参考になると嬉しいです。
小学生のタイピング練習の前に確認・準備しておくこと
小学3年生になると小学校でもタイピングの練習が始まっていきます。
タイピングを練習するのに必要な前提の条件がいくつかあるので見ていきましょう
アルファベットの理解はどのくらい?
タイピングをするには、アルファベットを識別できる必要があります。
お子さんのアルファベットの理解はどのくらいありますか?
キーボードのメインの場所にはひらがなとアルファベットが印字されていますが、アルファベット入力が基本です。
2015年に週刊アスキーが行った調査では、アルファベット(ローマ字)入力が93.1%、ひらがな(JISかな)入力5.1%しかいなかったそうです。
私も今までひらがなを使って入力する人を今まで見たことはないな~
ということは、タイピングを行う前にアルファベットを理解して覚えておく必要があるということですね。
アルファベットを理解するのは、ひらがな・カタカナを覚える時と同じようなステップを踏む必要があります。すでに小学校2年間で漢字を覚えていっているので、そこまで難しいことはないと思いますが、キーボード配列と同時にアルファベットを覚えるのはかなり難しいと思うので、まずはアルファベットを覚えてからタイピング練習を始めましょう。
アルファベットを学ぶには歌で覚えていくのが一番。
おススメのYouTubeを貼っておきますね!
こちらの動画は、大文字と小文字が一緒に出てくるので特におススメ!
タイピングを練習するための環境は?
お子さんにタイピング練習をさせるための環境はどのようなものを準備されていますか?
ノートパソコン?
Chromebook?
iPad?
MacBook?
それとも、デスクトップパソコン?
タイピング練習を行う環境は、なるべくなら肩や背中、手首に負担がかからない環境で行うことをおススメします。
タイピングって結構身体に無理を強いる動作なので、今後の長い人生を考えるとできるだけ正しい姿勢でタイピングできる環境を整えてあげたいですよね。
私もSEとして働いていた時は環境を整えることなく無理な姿勢で仕事をしていました。
若かったので無理は利いたのですが、日常的に肩こり、頭痛があって大変でした。
でも、子供にはまだ身体ができていない時期からそんなことになってもらいたくない!
ので、いろいろ準備しています。
下の絵のような姿勢であれば身体に負担がないみたいなので、できる範囲で整えてあげてくださいね!
引用元: 富士通
もし、iPadやタブレットのみでタイピング練習を検討されている場合は、別でキーボードを準備してなるべく上絵絵の姿勢に近づくようにしてあげると安心です。
キーボードはこんな感じのパンタグラフ式のものがおススメ!
タイピング初心者には、やりやすい♪
キーピッチ(隣り同士のキーの中心から中心までの距離)が短い子供用のキーボードもあるよ!
小さい子どもの手でもタイプしやすい♪
我が家では、以下の理由でChromebookを購入しました。
- 物理的にキーボードでタイピングできること
- 処理能力は必要としないので、OS、CPU、メモリはこだわらない
- モニターは12インチ以上であること
- 壊されても顔面蒼白にならない程度の安価なこと
少しモニターは小さくなりますが、こんなのとかアマゾンだと1万円台でありましたよ。(2024.5.24時点)
タイピング練習や、ちょっとした調べものなどパソコンに慣れるために使うのであれば
これで十分!
キー配列を覚えた後に必要なこと
キー配列を覚えるだけでは言葉を入力できないのがタイピング。
キー配列を覚えた後は、ローマ字を学んでいく必要があります。
ローマ字を覚えていく中で一番面倒なのは、ローマ字には2種類あるというということ。
訓令(くんれい)式
小学校で習うローマ字
ヘボン式
一般的に使用されているローマ字
小学校のテストで✖を食らってしまっては困るので、訓令式を使ってタイピングさせ始めてもいいですが、タイピングを行う時にはどちらでもいいのが正直なところですのでご家庭の方針で決めればよいかなと思います。
我が家では、訓令式をまずやらせた後、ヘボン式に触れ始めたら打ちやすい方を選択させようと考えています。
小学生のタイピング習得までのロードマップ
小学生がタイピングを習得するまでの道のりは、大人が習得する道のりとは違い少し段階が多いです。
今、お子さんがどの段階にいるのかチェックしてみてね♪
STEP.1 アルファベットを覚える
タイピングは基本的にアルファベットで行うので、アルファベットを識別する必要があります。STEP.2 ローマ字を覚える
日本語を入力する場合は、ローマ字で入力する必要があるので、覚える必要があります。英語でタイピング練習をはじめに進めたい場合は、このステップは後回しにしても大丈夫。STEP.3 ホームポジションを覚える
タイピングは、まずホームポジションを覚えておく方が後々楽になります。STEP.4 アルファベットと主要なキー配列を覚える
まずは、アルファベットのキー配列を覚えておきます。STEP.5 アルファベットと主要なキー配列以外を覚える
アルファベットのキー配列を覚えたら、「:」や「;」、「!」「&」などを覚えましょう。STEP.6 ブラインドタッチの練習しよう!
好きなタイピング練習サイトを見つけて、ブラインドタッチができるように楽しみながら練習をしていこう!
小学生のタイピング練習のサイトの探し方
タイピング練習ができるサイトはインターネット上に多くありますが、小学生の初心者が利用できそうなものはごくわずかです。
まずは、どのようなサイトを探せばよいのか見てみましょう
初心者向けのコンテンツが用意されているか
タイピング練習は、ただ単に「表示された文字を人差し指でタイプすればよい」というわけではありません。
「ホームポジション」という常に構えておく位置が決まっていて、この定位置を基本に決まったキーを決められた指でタップしていきます。
引用元:Fujitsu なるほど!パソコン研究室
ホームポジションを覚えることで、
最短でタイピングできるようになるよ!
つまり、まず「ホームポジション」を覚えることから始める必要があるんです。
でも、インターネット上には様々なタイピング練習のサイトがありますが、ほとんどがホームポジションをすでに習得した人向けのサイトになっているので、超初心者にとってはタイピング練習にはなりません。
そういうわけで、コンテンツ探しは重要です。
大文字、小文字の表示を選べるか
一部の私立学校や公立学校を除き、小中高から配布されている端末の40%はChromeBookだそうです。
でも、Chromebookのキーボードには、実は小文字アルファベットが印字されているんです。
これは、メーカーを問わずChromeBookであれば小文字アルファベットが印字されているようなのですが、実はChromebookが登場するまでのキーボードは基本的に大文字アルファベットが印字されています。
そのため、Chromebookが登場する前までのタイピング練習サイトでは、小文字アルファベットの対応がされておらず、大文字表示のまま変更できないものがたくさんあります。
また、iPadで入力する場合も、画面内で使用するキーボードは小文字アルファベットが最初に表示されますが、変更はできるのでお好きな方を選んで練習できます。
ただ、Chromebookの場合は、小文字アルファベットのキーボードなので、小文字アルファベットに対応したタイピング練習サイトを探す必要があります。
アクセス制限がかけられていないか
もし、学校から配布された端末でタイピング練習を行いたい場合、気をつけることがあります。
それは、そのサイトにアクセルできるかどうか。
学校から配布された端末には、各自治体や学校単位でアクセスできるサービスやサイトが制限されていることがあります。
それは、本来の目的とは異なる使い方をされないように設定が施されていることがほとんどです。
ですので、これからご紹介するタイピング練習サイトが利用できない場合があるかもしれませんが、その場合は他のサイトを利用しましょう。
遊ばずにタイピング練習に集中できるか
小学生のタイピング練習のサイトのおすすめ
タイピング練習超初心者におススメのサイト
タイピング練習の超初心者がタイピングを習得するために最適なサイトを紹介します。
プレイグラムタイピング
引用元:プレイグラムタイピング
引用元:プレイグラムタイピング
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
あり
ユーザー登録
不要
ナレッジタイピング
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
あり
ユーザー登録
不要
MyTyping
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
あり
ユーザー登録
不要
体系立ってまとまってはいませんが、いろいろな種類のタイピングゲームが用意されています。
スクールタイピング
引用元:スクールタイピング
引用元:スクールタイピング
ホームポジションの練習
なし
大文字・小文字キー対応
あり
ユーザー登録
不要
タイピング練習に少し慣れてきたら
e-typing
引用元:e-typing
ホームポジションの練習
なし
大文字・小文字キー対応
大文字のみ
ユーザー登録
不要
レベルチェックができるので、今どのくらいの習熟度なのかを確認することもできます。
英語でタイピング練習
せっかくアルファベットでタイピング練習をするんだったら、「英語でやってしまえばいいんじゃないか!」と私は思います。
だって、ローマ字はキー配列を覚えた後に勉強することなので、単純にアルファベットをブラインドタッチできればいいんですから。
typing.com
引用元:typing.com
引用元:typing.com
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
大文字のみ
ユーザー登録
不要
キー配列を覚えたら、こんな感じでタイピング速度のテストやゲームも豊富にあるので、このサイトだけでも十分にタイピング練習できてしまいそうです。
引用元:typing.com
TypingClub
引用元:TypingClub
引用元:TypingClub
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
小文字のみ
ユーザー登録
不要
メニュー画面では日本語を選択できて日本語で指示が表示することができます。
でも、実際のタイピング練習の画面では英語表示となっていました。
685個のタイピング練習メニューがあるので、すべてを終わらせたときには完全に覚えられていそうですね。
Dance Mat Typing
引用元:Dance Mat Typing
引用元:Dance Mat Typing
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
小文字のみ
ユーザー登録
不要
TurtleDiary
引用元:TurtleDiary
引用元:TurtleDiary
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
小文字のみ
ユーザー登録
不要
面白系
Ankey
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
なし
ユーザー登録
不要
クイズや暗記カードで遊びながらタイピング練習ができる面白いサイトです。
自分で問題を作成できたりするので、今後暗記カードや問題集づくりなどでも使えそうですね。
寿司打(すしだ)
引用元:寿司打(すしだ)
引用元:寿司打(すしだ)
ホームポジションの練習
なし
大文字・小文字キー対応
あり
ユーザー登録
不要
ココアの桃太郎たいぴんぐ
引用元:ココアの桃太郎たいぴんぐ
引用元:ココアの桃太郎たいぴんぐ
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
大文字のみ
ユーザー登録
不要
ココアが桃太郎になって様々な敵をタイピングを通して倒していきます。
本編以外に「たいぴんぐ道場」があって、ホームポジションの練習や超初心者向けの練習が充実しています。
子どもは飽きずにタイピング練習ができてとてもよさそうですね。
ただ1点気になるところは、このタイピング練習ソフトの他にもコンテンツが提供されており子どもが気になって他のコンテンツにアクセスしてしまう可能性があることです。
時間を決めて練習させれば、他のコンテンツにアクセスする暇はないかなと思いました。
タイピンガーZ
引用元:タイピンガーZ
引用元:タイピンガーZ
ホームポジションの練習
あり
大文字・小文字キー対応
大文字のみ
ユーザー登録
不要
小学生のタイピング練習 まとめ
小学生が初めてタイピング練習をするのには、いろいろ考慮が必要です。
- ホームポジションを学べるか
- 大文字、小文字表示が選択できるか
- アクセス制限がかけられていないか
- 正しい姿勢の重要性
タイピングを習得できると、いろいろ世界が広がっていきます。
なるべく負担のない範囲で、楽しく練習できるようにサポートしたいですね♪